美術科教育法総論Ⅰ・Ⅱ
「美術科教育法総論Ⅰ」と「美術科教育法総論Ⅱ」では、美術の先生になるための基本的な知識や技術等について学習します。「Ⅰ」では授業をする上で必要な基本的な知識を学びます。「Ⅱ」では、「Ⅰ」で学んだことを応用して、実際の授業をシミュレーションし、授業の進め方や授業に適した材料や用具などについて皆で検討します。
初等図画工作科教育学
小学校の教員免許を取得するために履修する科目です。図画工作科の歴史や教育内容の移り変わり、具体的な指導方法、中心的な内容となっている造形遊び、子ども理解の考え方、評価方法などについて学びます。
絵画表現
美術教育系の専門科目にある「ドローイング基礎」の延長線上に位置づけられた科目です。油絵具、水彩絵具、アクリル絵具等の描画材料をはじめ、あらゆる技法を個々の表現テーマに沿って選択し、絵画の可能性を探る実技系の授業です。
版表現
総合版による作品制作を通して版画の技術を習得します。さまざまな素材を使用して版をつくることにより、版表現の可能性を模索し、版表現を学校教育の中でどのように活用していくかということも考えていく授業です。
彫塑
彫刻の分野では木や石、土や金属など様々な素材の彫刻実技をとおして立体造形の基礎を学び、三次元に生きる私たちの生活がより魅力的なものとなるように、表現が社会の関わりに繋がって行くことを目指しています。単に技術を身につけるのではなく、道具や素材の扱いを覚え、作品や人との関わりの中での発見を大切にする授業です。
視覚伝達デザイン
人間は外からの情報の70%以上を眼(視覚情報)から得ているといわれます。 その“視覚”の基本的知識と理論を、「錯視」と「遊び心」の2つのキーワードから概説しヴィジュアル・コミュニケーション・デザインの基礎とします。具体的には、「歪み絵・不可能図形」「質感の変容、だましの質感」などのトピックスをスライドなどの視覚教材を中心に進めていきます。
陶芸基礎演習
授業では土や釉薬などの様々な素材、作陶技法の基礎を体験を通して学びます。本学の3種の窯を使い分け、協力して作品を焼成します。粘土は土地によって特徴が異なります。また、季節によって作業中の乾燥進度も異なり、日々、土と対話しながら取り組まなくてはなりません。最終的には生活で使える器を作り、実際に茶会や食事会をしてその使い心地をフィードバックしていきます。
美術史Ⅱ
ゴヤからピカソまで近代の美術について、
スライドを見て一人一人の感じ方がどう違い、どこが同じかを探ります。
そして歴史を学び、絵について人に伝えられるようになるのが目標です。